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#23 画期的経営管理メソッドの導入事例(その16)

次に資本調達の場合の基本的な使い方ですが、資金繰り表を見ていつまでにいくら必要かの判定までは銀行借入と同じ内容ですので割愛します。
その後ですが、私が開発した資本政策管理シート(下図)を使うことで、投資家と最も良い調達条件を交渉で引き出す為のストーリーがシミュレーションできますので、交渉内容の優位性の組み立てを行うことが可能になります。

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また、このシートにもおまけがあります。
まずは、このシートを使って上場時にこういう条件でIPOしたいという目標を設定します。その後は一年毎遡って、妥当な資本調達を実現するには、どの程度の利益が必要かということを逆算することができますので、逆にその利益金額をその年の利益目標にすることが可能になります。
私が支援したベンチャー企業の1社はこの手法を用いて約4年後にIPOするという目標を立てた上で、じゃあ、その1年前には資本政策上どれぐらいの1株当たり利益を出しておくべきかをシミュレーションし、そこからその年の目標純利益を計算した上で、その年の営業戦略を立てる・・・というプロセスを繰り返し、4年間の中期経営計画を策定しました。その緻密な計画策定プロセスはその道のプロであるベンチャーキャピタリストですら脱帽の内容との評価から、予定していた倍の出資を逆提案されるという嬉しい誤算がありました。
このように、この資本政策シートは使い方一つで出資条件の交渉から、将来の経営計画の信憑性をできるだけ高める為のシミュレーションツールまで、幅広い使い方ができる『先読み経営主義者用経営シミュレーションツール』と言っても過言ではないと思います。

最後に、あるタイミングでお金が必要になった場合に、銀行借入が良いか資本調達が良いかを客観的に判断する方法は、流動比率等オーソドックスな経営分析手法と資本コストから投資効率を判定するDCF等の手法を組み合わせることで、ある程度のシミュレーションは可能でありますが、現バージョンでは対応していません。時間とコスト負担力に余裕が出たら対応する予定です。あと、このシートひとつで、現場担当者が色々な資料を作成する作業が補完できるようにして欲しい(たとえば、予実管理表が作れるといい。会計システムへの自動連携)という要望も多いので、これも今後の課題ですね。・・・」


合計16回に渡り、「画期的経営管理メソッドの導入事例」を紹介してきました。
この導入事例を見られた方から既に何件かこのソフトを使ってみたいというお話を頂いております。このソフトはExcelで作成してまして、なんの保護も掛かっていない状態なので、すぐに製品としてご提供することは難しいのですが、今後更に利用したい旨のメッセージを頂いた場合は、なんらかの方法でのご提供を考えていく予定です。


ここまでお付き合い頂きました皆様にお礼申し上げます。
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プロフィール

Author:経営見える化&自動化実践会 代表 齋藤雅宏
会社を経営し、自ら実験台となってIT経営を実践している、文字通り「日本初のIT経営実践コンサルタント」です。経営活動を支えるIT機能とは何か?経営とITが融合すると何が起こるのか?を経営者として日々実践しております。自分の豊富な経験を通して、分かりやすくIT経営の真髄をお伝えします。

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