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#22 画期的経営管理メソッドの導入事例(その15)

最後に、3つ目の“カネ”に関する部分を見ていきたいと思います。“カネ”に関する経営上の課題としては、“無駄の無い資金繰り”、“合理的な資本政策”、“IPOを目指す”などが挙げられます。一方で、この分野は“ヒト”、“モノ”と比べると、営業出身者の多い経営層には苦手としている人が多く、どこか「専門家の仕事」として距離感を置いてしまう原因ではないかと常々考えていました。そこでフォーチュニストでは、“カネ”に係わるあらゆる定量化した情報を、お金の流れという感覚的に分かりやすい情報に変換することで、論理的だがセミプロでも理解できる仕組み作りを目指しました。

経営者が“カネ”について分析作業を行う際は、いつもの資金繰表を使いますが、資金繰りの手法を銀行借入にするか資本調達にするかでこの後の作業が大きく変わってきます。

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まず、銀行借入の場合の基本的な使い方ですが、いつもの資金繰表に対して、どのタイミングにいくら借入れすれば資金繰りが黒になるのかを、あれこれシミュレーションすることから始めます。この際“経費詳細シート”に付いている借入金返済額自動算出シート(下図)を使って借入金額と返済期間と利率から月額返済金額を算出しておきます。

20070810103159.png ←ダブルクリックで拡大


そして、資金繰表(下図)の最適な月の収入欄に借入金額を、その翌月から返済完了期日まで月額返済金額も入力し、資金繰りの全体の流れを確認します。何度もシミュレーションしてみて、最も無駄且つ不足の無い借入条件を決定し、資金繰り表を確定すれば、後は銀行と交渉あるのみです。

 ←ダブルクリックで拡大

ところで、実はこの表にはおまけがありまして、これは偶然の副産物だったのですが、この経営シミュレーションソフト一式を携えて金融機関との交渉に当たった人は総じてこれまでよりも良い条件で借入れを起こすことができています。私の銀行マンの友人に聞いてみた処、「こんなに緻密かつ説得力の高い資金計画を見せられたら、こちらも態度が変わって当然のレベルの資料だ」とのことでしたので、このシートを日々の資金繰りに取り入れるだけで、余剰コストの圧縮も実現できる実践的なシートであります。
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プロフィール

Author:経営見える化&自動化実践会 代表 齋藤雅宏
会社を経営し、自ら実験台となってIT経営を実践している、文字通り「日本初のIT経営実践コンサルタント」です。経営活動を支えるIT機能とは何か?経営とITが融合すると何が起こるのか?を経営者として日々実践しております。自分の豊富な経験を通して、分かりやすくIT経営の真髄をお伝えします。

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