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#13 画期的経営管理メソッドの導入事例(その6)

経営と現場をつなぐ架け橋の存在が重要です

「次に、資金繰表にデータを流しこむ際の集計機能を司る損益計算書について説明します。この損益計算書には、詳細な利益情報を資金繰表で扱えるよう“キャッシュフロー”情報に自動変換する為のアイデアを2つ埋め込んでいます。

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1つ目は、人件費を売上原価と本部経費に自動的に振り分ける機能です。これは、現場責任者が定期的に報告する各プロジェクトに割り当てられたメンバーの稼動状況を見て、“稼動している”と判定した場合は売上原価に、“未稼動”と判定した場合は本部経費に自動的に振り分けるようにしています。
経営者はこのように振り分けられた情報を使うことで、会社全体の労働生産性をシミュレーションすることができるようになります。今日は時間がないので、どのように使うのかは明日説明します。

2つ目は、売上と売上原価を既存プロジェクト分と新規プロジェクト分に分けて管理する機能です。一見すると何の変哲も無い機能に見えますが、実はこれこそ、なかなか上手く管理できなかった予実管理の精度を大幅に高める為の秘策なのです。実のところ現場担当者にとって、『予算と実績』というどこか当てずっぽ的な作業よりも、『実績を報告し、経営目標と比較する。もしこのままでは未達が発生すると分かった場合に、“何時何時までに何をしなければならないか”という営業目標を自主的に明確にすることを促す』作業の繰り返しの方が効果的なのです。
経営者はこのように振り分けた情報を使うことで、目標設定の効率化等が実現でき、営業会議を非常に実のあるものに変えることができます。こちらについても、今日は時間がないので、どのように使うのかは明日説明します。」

ここまで説明してから社長を見ると、早く続きを教えてよという顔をしてこちらを見ていたが、残り時間も少なくなってきたので、私が考えたメソッドの中心的機能かつ秘密兵器であり、現場担当者の皆さんに一生懸命作ってもらった“案件管理シート”について説明をしようと思い、話を切り替えた。


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プロフィール

Author:経営見える化&自動化実践会 代表 齋藤雅宏
会社を経営し、自ら実験台となってIT経営を実践している、文字通り「日本初のIT経営実践コンサルタント」です。経営活動を支えるIT機能とは何か?経営とITが融合すると何が起こるのか?を経営者として日々実践しております。自分の豊富な経験を通して、分かりやすくIT経営の真髄をお伝えします。

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