困った時は原点に戻るのが一番の近道です
「先程も話しましたが、実際に使用するのは損益計算書、経費一覧表、資金繰り表の3点セットになります。中の仕組みに秘密があるので、表向きの画面だけ見てもその違いは分からないと思いますが、一般的なものとは機能が異なりますので、具体的に説明したいと思います。先ずは、この図を見てください。」と言って、経営者が見る損益計算書、経費一覧、資金繰り表と現場担当者が作成している案件管理シートとの繋がりを、機能概念図(下図)を使って説明した。
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先ず、社長が今一番頼りにしているのは現金出納帳(資 金繰り表)でしたよね。たぶん社長はそこまで意識していないかもしれませんが、それは最近耳にする“キャッシュフロー経営”の基本に忠実な行動なのです。 社長の所も規模が小さいうちは、銀行口座の月末残高と日々の入出金の明細管理だけで十分管理できたと思いますが、だんだん規模が大きくなって、売上と利益 の増加に伴い取引ボリュームが増え、運転資金の安定の為に銀行借入れを行い、事業拡大の為に人を採用し、固定資産を購入し、・・・なんてことを行っている うちに、だんだんお金の流れが見えにくくなってしまったなぁと感じていると思います。この問題は企業規模が大きくなるとだいたい発生するもので、解決策は 損益計算書と貸借対照表からキャッシュフロー計算書を作ることで、損益計算書上の静的な情報だけでなく、貸借対照表やキャッシュフロー計算書上の動的な情 報、つまりお金の流れもきっちり把握するのが得策です。キャッシュフロー経営の本を見ると非常に難しいことばかり書かれていますが、要すれば、会社設立当 初に行っていた“会社の全ての要素をお金の流れで捉える」ことが大切と言っている訳です。
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