今回はある小売業のCIOのお話です。
彼とはむかしむかい、あるソフトウェアの販売を通じて知り合ったのですが、最近ある小売業のCIOに就任されたとか。
先日、私の知り合いがご挨拶を兼ねて訪問したのですが、

そりゃもうしたり顔で「業者に現場の事が分かる訳無い」的な発言を連発していたそうです。
私が知る限り、現場での実務経験が殆ど無いと記憶しておりますので、よくもそれだけ豪語できるなと。
特に小売業のCIOが言ってはいけないのは、「商流全体を把握できなくて当然。それは業者の仕事では?」という発言です。
できる小売業のCIOは皆さん発注責任者としての立場を理解し、旗振り役が先頭に立たないでどうする的なスタンスで全体最適化を図っておられますが、そうでない方程部分最適というか、自己中心的な仕組みを作ってしまい、最終的に業績について数倍もの差をつけられてしますのです。
でもそういう方は、これほど色々対応しているのに、どうして業績(利益)が良くならないのか分からず、現場の努力不足を叱責する。そしてその担当者が業者に圧力をかける。こういう場面をこれまで何度も目にしてきました。
こういう小売業はいずれも衰退しています。
CIOとは、経営戦略に基づき、『IT技術等を活用して如何に利益を出せる仕組み(システムだけではありません。ビジネスの仕組みです!大事なのか)』を作りだせるかでその人の本当の力が分かるものだと思っています。
与えられた巨大な権限に翻弄され、現場を見ることもせず、ただイメージで(もっとひどい場合はベンダーからの入れ知恵を真に受けて)発言してしまうCIOに本当に会社の運営の一部をゆだねて良いものなのでしょうか?
私が社長なら、そんなCIOは即刻クビですね。
(了)